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Outlook2010: 「このコンピュータで送受信を行った場合のみ」とは?(自動仕分けルール)

 

Outlookの「仕分けルールと通知の管理」でルールを作成中に「このコンピュータで送受信を行った場合のみ」という条件があります。これはどういう条件なのかとお問い合わせをいただくことがあります。

 

Exchangeサーバー環境でOutlookを利用している場合、メールボックスやルールなどのアカウント情報は各ユーザーごとにExchangeサーバーに保存されています。つまりユーザーはどのコンピュータからログインしても自分のメールボックスにアクセスでき、ルールも動作します。

 

しかし、特定のコンピュータのハードディスクにアクセスするルールを作成する場合もあります。例えば「山中さんからのメールはハードディスク内の個人用フォルダ(*.pstファイル)に移動する」などです。これはルールを作成したコンピュータにあるpstファイルにアクセスするため、そのコンピュータでしか正常に動作せず仕分けルール上でエラーが出ることがあります。(※移動プロファイルでは、別コンピュータにもpstファイルが存在する場合もあります。)

 

このような事象を回避するため“ルールを作成したコンピュータでのみルールが動作するよう”設定できるものです。別のコンピュータからこのアカウントでOutlookを使用中にこのルールが動作することはありません。

 

 ◆ 補足 ◆

  • 条件によっては自動的に「このコンピュータで送受信を行った場合のみ」にチェックが入りオフにできないことがあります。これはこのコンピュータでしか動作しない条件が設定されているためです。

  • 「このコンピュータで送受信を行った場合のみ」にチェックが入っているルールはクライアントルールになるため、Outlookを起動している場合のみ実行されます。