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◆ UserPropertiesオブジェクト

 

UserPropertiesオブジェクトはユーザー定義のプロパティ(UserPropetyオブジェクト)の集合を表すオブジェクトです。ユーザー定義のプロパティとはOutlookの組み込みのフィールドではなく、ユーザーが独自で作成したフィールドを指します。例えばOutlookには「作成者」「件名」「送信者」といったフィールドは存在しますが、「顧客名」「子供の名前」といったフィールドは存在しません。これらはユーザーが独自で設定する必要があります。

これらユーザー独自のフィールドにアクセスする為のオブジェクトがUserPropertiesオブジェクトです。

 

単一のUserPropertyオブジェクトにアクセスするにはUserProperties("プロパティ名") やUserProperties(インデックス番号)を使います。

 

UserPropertiesオブジェクトの使用例

  • Msgbox UserProperties("依頼者").Value … ユーザー定義フィールド「依頼者」に格納された値を表示します。

  • If UserProperties("PW").Value = "1234" then … ユーザー定義フィールド「PW」の値が「1234」なら…

 

 

記述例:


記号

フォーム内のユーザー定義フィールドを使ってスクリプトを記述する

▼例えば↓のような「注文フォーム」がある場合にUserPropertiesオブジェクトを使ったスクリプトをご紹介します。

 

もし年齢が20歳未満で、かつ種類「酒」が選択されていたらエラーメッセージを表示する

If UserProperties("年齢").value < 20 and UserProperties("種類").value = "酒" then
msgbox "20未満の方にお酒類の販売は禁止されています。"
end if

 

 

もし顧客名が未入力だったらエラーメッセージを表示する

If UserProperties("お客様名").value = "" then

msgbox "顧客名は必ず入力してください。"
end if

 

▼▼▼ UserPropertiesを使ったサンプルコード ▼▼▼

 

アイテムを開いたユーザー名を取得 (閲覧履歴の保存)

入力チェックを行う(ユーザーの入力ミス・入力漏れを防ぐ)

 

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