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◆ ViewCtlオブジェクト

 

ViewCtlオブジェクトはビューコントロール(特定のOutlookフォルダの内容を表示できるコントロールツール)を操作する為のオブジェクトです。

ビューコントロールツールを他プログラムに配置するとそこからOutlookのフォルダを操作することができます。例えばOutlookフォルダのホームページとしてHTML ページなどに配置できます。


記号

ViewCtlオブジェクトを配置するには(ex.フォームに配置)

  1. フォームの開発(デザイン)モードで「コントロールツールボックス」ボタンをクリック

     

  2. ツールボックスダイアログ上で右クリック−「カスタムコントロール」をクリック

     

  3. コントロールの追加ダイアログで「Microsoft Outlook View Control」にチェックを入れて「OK」をクリック

     

  4. フォーム上でドラッグし、ビューコントロールを配置する(既定では受信トレイの内容が表示)

◆スクリプトで操作する場合は、該当するビューコントロール名で記述します。既定では他のコントロールツールと同様に、配置した順に番号が付与されています。(ViewCtl1 , ViewCtl2…)

 

主なメソッド

主なプロパティ

Delete … コントロールで選択されているアイテムを削除します。

GoToToday … コントロールに表示される日付を今日にします。

Forward … コントロールで選択されているアイテムを転送します。

AdvancedFind…高度な検索でコントロール内アイテムを検索します

MoveItem… アイテムの移動ダイアログ ボックスを表示します。

Folder … コントロールに表示されるフォルダのパスを指定/取得します。

View … コントロールに表示されるフォルダのビューを指定/取得します。

Selection …コントロール内で選択されているアイテム群を取得します。

 

記述例:


記号

ビューコントロールに表示するフォルダを指定する

Set MyPage = Item.GetInspector.ModifiedFormPages("登録")

Set MyDraftBox = Application.GetNameSpace("mapi").GetDefaultFolder(16)

strPath = MyDraftBox.FolerPath

MyPage.ViewCtl1.Folder = strPath

★アイテム内のページを取得

★下書きフォルダを取得

★下書きフォルダのパスを取得(strPath)

★ViewCtlに表示するフォルダパスを指定(strPath)


記号

ビューコントロールに表示するフォルダビューを指定する

Set MyPage = Item.GetInspector.ModifiedFormPages("登録")

Set MyDraftBox = Application.GetNameSpace("mapi").GetDefaultFolder(16)

strPath = MyDraftBox.FolerPath

MyPage.ViewCtl1.Folder = strPath

MyPage.ViewCtl1.View = "一覧"

★アイテム内のページを取得

★下書きフォルダを取得

★下書きフォルダのパスを取得(strPath)

★ViewCtlに表示するフォルダパスを指定(strPath)

★ビューを指定する

 

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