◆ 既存アイテムのみ処理を実行する

既存アイテムのみ処理を実行したい場合、いくつかの方法があります。処理内容に合ったものを選ぶと良いでしょう。

　

オブジェクト	イベント（既存アイテムを開いた場合にのみ発生）
Item	Read
記述法： Sub Item_Read() 　 ★Item_Readイベントは既存アイテムを開いた場合に発生します。Item_Open()イベントは新規・既存どちらのアイテムが開いた場合にも発生します。

記述例：

既存アイテムを開いた場合は現在のユーザーを最終閲覧者として取得 （新規アイテムの場合は最終更新者は取得しません。）

Sub Item_Read() Set MyNameSpace = Application.GetNameSpace("mapi") UserProperties("最終閲覧者").value = MyNameSpace.CurrentUser End Sub

★既存アイテムを開いた際に発生するイベント ★Outlookルートオブジェクトを取得 ★最終更新者に現在のログオンユーザーを格納

　

既存アイテムを上書き保存する際、現在のユーザーを最終更新者として取得

Function item_write() Set MyNameSpace = Application.GetNameSpace("mapi") If Item.CreationTime <> #4501/01/01# then UserProperties("最終更新者").value = MyNameSpace.CurrentUser End if End Function

★アイテム保存時にに発生するイベント ★Outlookルートオブジェクト取得 ★作成日時が4501/01/01でないなら ★最終更新者に現在のログオンユーザーを格納

　

　

※補足

・日時を記述する場合は#で囲みます。