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◆ アイテムを特定のフォルダに保存する(2)−Items.Add

 

オブジェクト

メソッド(追加する・作成する)

Itemsコレクション

Add (アイテムの種類 、又は”メッセージクラス”)※省略可

記述法: Folder.Items.Add

該当フォルダのItemsコレクションにItemを追加します。(該当フォルダを保存先とすることができます。)

ユーザー設定フォームを元にしたアイテムを作成・保存する場合や、フォルダに関連付られたアイテムを作成・保存する場合に便利です。

 

引数(アイテムの種類等)は省略できます。その場合Itemsコレクションが属するフォルダの既定のアイテム(プロパティで既定フォームとして関連付られているもの。例えば予定表フォルダなら予定アイテム、ユーザー設定フォームであればそれらのアイテム)が作成されます。

 

(例)MyFolder(フォルダ)に関連付られているフォームを元にしたアイテムを作成し、保存します。

Set NewItem =MyFolder.Items.Add
NewItem.Close(0)

 

(補足) その他の記述としてItem.Moveメソッドで特定のフォルダに保存する方法もあります。

アイテムを特定のフォルダに保存する(1)−Item.Moveメソッド

 

 

記述例:


記号

新規メッセージを下書きに保存する

Set MyNameSpace = Application.GetNameSpace("mapi")

Set DraftBox = MyNameSpace.GetDefaultFolder(16)
Set NewItem = DraftBox.Items.Add

NewItem.Close(0)

★Outlookルートオブジェクトを取得

★下書きフォルダを取得

★新規 アイテム作成(下書きフォルダのItemsコレクションに追加)

★新規 アイテムを下書きに保存する


記号

ユーザー設定フォームを元にした新規アイテムを作成・保存する

Set MyNameSpace = Application.GetNameSpace("mapi")
Set MyContactBox = MyNameSpace.GetDefaultFolder(10)
Set FriendBox = MyContactBox.Folders("友達連絡先")

Set NewItem = FriendBox.Items.Add("IPM.Contact.Toroku")
 

NewItem.Close(0)

★Outlookルートオブジェクトを取得

★連絡先フォルダを取得

★連絡先配下の友達連絡先フォルダを取得

★友達連絡先フォルダのItemsコレクションにアイテム追加

(メッセージクラスでフォームを指定)

★アイテムを保存