Outlook起動時や送受信時にパスワードが表示されてしまう場合の解決法
パスワード画面が表示され、Outlookが起動できないことがあります。パスワードの種類によって対応方法が異なります。
(1) Outlook データファイルのパスワードが表示される場合
これはOutlookデータファイル（個人用フォルダ）にパスワードが設定されて います。新着メールが配信されるデータファイルにパスワードが設定されている場合は入力しなければ起動できないため、不明な場合は新たにOutlookプロファイルを作成 します。
◆ パスワードが不明で起動できない場合 ◆
コントロールパネル−「メール」をクリック
「プロファイルの表示」をクリック
「追加」をクリックし、プロファイル名を入力して「OK」
「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする」（手動設定）をクリックし「次へ」
「インターネット電子メール」をクリックして「次へ」
受信メールサーバー、送信メールサーバー等のプロバイダーから入手した情報を入力し「次へ」ー「完了」
「 常に使用するプロファイル」をONにし、今回作成したプロファイル名を選択して「OK」をクリック
Outlookを起動する
（パスワードがかかったデータファイルは使用できないため過去のメールにはアクセスできませんが、パスワードが分かった時点で7の「常に使用するプロファイル」で 以前のプロファイルを指定すれば利用可能です）◆ パスワードを解除する場合 ◆
起動時に正しいパスワードを入力する
ナビゲーションウィンドウでパスワードが設定されたデータファイルを右クリックし「データファイルのプロパティ」をクリック
「詳細」をクリックし「パスワードの変更」をクリック
「使用中のパスワード」を入力し「新しいパスワード」と「パスワードの確認」ボックスは空のまま「OK」をクリック
(2) インターネット電子メール（またはネットワーク）パスワードが表示される場合
原因は次のいずれかです。
送受信は問題なくできている（パスワードなどの情報はあっている）が時々表示されてうっとおしい場合
→ パスワードが保存される設定になっていないため「送受信」が実行される度に表示されています。 次の設定を行います。
「ファイル」タブ−「アカウント設定」−「アカウント設定」をクリック
アカウントを選択して「変更」をクリックし「パスワードを保存する」にチェックを入れてパスワードを入力する
送受信ができていない（パスワードなどの情報が間違っている可能性がある）場合
→ プロバイダーから入手した正しいユーザー名とパスワードを入力する必要があります。忘れてしまった場合はプロバイダーに新たにパスワードを設定してもらう必要があります。
(2) Exchange Server環境でパスワードが表示される場合
これはログオン情報を毎回入力する設定になっている場合に表示されます。下記のチェックを外します。
ナビゲーションウィンドウに表示されるメールボックスを右クリックし「データファイルのプロパティ」をクリック
「詳細」をクリックし「セキュリティ」タブで「ログオン情報を毎回入力する」のチェックを外す
（※2010以降では、PCのログオンユーザーと異なるアカウントでOutlookを起動しようとした時も表示されます。詳細はこちら）
