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Outlook予定表:特定のユーザーに「なし」アクセス権を付与するには

   

 


 

 

 

Outlook+Exchange Server環境ではユーザー間で予定表を共有できます。

共有にはアクセス権が必要であり、初期設定では「既定」=「空き時間情報」が許可されています。(既定とは組織内の全ユーザーを指します。)

 

さて、Outlookからの操作では「既定」に対して「なし」アクセス権を設定することは可能ですが、特定のユーザーに「なし」を設定することはできません。

しかしExchange管理シェルを使えば特定のユーザーやグループに「なし」アクセス権を付与することが可能です。

 


 

■ 特定のユーザーやグループに「なし」アクセス権を付与するには

例:Yamadaさんの予定表に対し、HakenGroup「なし」アクセス権を付与します。 (派遣グループは山田さんの予定表にアクセスできない)

  1. 「スタート」−「Microsoft Exchange Server2010」−「Exchange Management Shell」をクリック

  2. 下記のコマンドを入力する(名前は表示名)

    Add-MailboxFolderPermission -Identity "yamada:\予定表" -User "HakenGroup" -AccessRights None

※Outlookのフォルダが英語表記の場合はその通りに入力してください。

例:Add-MailboxFolderPermission -Identity "yamada:\Calendar" -User "HakenGroup" -AccessRights None