Outlookで仕分けルールを削除したにも関わらず、ルール(サーバールール)が機能してしまうといったトラブルが起こることがあります。
Outlookの仕分けルールにはサーバールールとクライアントルールの2種類あり、サーバールールはExchange Server上で動作するルールで、PCやOutlookを起動していなくても動作します。クライアントルールはOutlookを起動している時のみ動作するルールです。
サーバールールはExchange Serverのプロファイルに保存されており、Outlook上では削除されたように見えてもサーバーにその
設定が残ってしまうことがあります。このようなトラブルが起こった場合は以下の回避法をお試しください。
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解決法(1) ルールの削除スイッチを付けてOutlookを起動する
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Outlookを終了する
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Windowsの「スタート」メニューをクリックし、「プログラムとファイルの検索ボックス」に「Outlook
/cleanrules」と入力してEnterキーをクリック
→ ルールが全て削除された状態でOutlookが起動します。
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解決法(2)
現象が発生しないアカウントで、問題のメールボックスを開く(要管理者権限)
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別のアカウントで問題が発生するメールボックスを開くと情報がリフレッシュされ、問題が解消することがあります。
ここではAさんのOutlookで自動仕分けのルールが解除できない、と仮定します。
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Active Directory上で、管理者がAさんの「フルメールボックス」アクセス許可を取得する
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管理者のアカウントでログインしているPCで、AさんプロファイルのOutlookを起動する
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解決法(3)
異なるバージョンのOutlookで問題のメールボックスを開く
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異なるバージョンのOutlookで問題が発生するAさんのメールボックスにアクセスします。
これによりExchangeプロファイルがリフレッシュされ、問題が解消することがあります
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PCに異なるバージョンのOutlookをインストールする
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AさんのアカウントでPCにログインしOutlookを起動する
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